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ワインおたくの教師とその友人の二人で、ワインと料理とゴルフ三昧の一週間の旅をしようという計画を立てている。この友人が結婚するに際して、独身生活の最後を楽しもうと言うのだ。
ピノ・ノワールを愛し、メルローを憎むワインおたくのマイルスは、カリフォルニアのワインセラー巡りとゴルフが目的だったのだが、結婚式を一週間後に控えているジャックは、この独身最後の一週間で、ひたすら女性とのお楽しみを目的としている。とんでもない奴ですね、ジャックって。おまけに俳優だけあって、けっこう女性がなびくんです。
女たらしのジャックにしてみれば、離婚した元妻にいまだに未練らしきものを持っていて、ワインのことしか話さないマイルスに苛立ってもいるんですけどね。
旅の途中で、出会った女性に対しても、チャンスがあるにも関わらずに、なんだかうじうじとしているマイルスなのだ。
ずばっと核心に入っていかないで、周辺をうろうろとしているような感じに、相手の女性はもとより、観ている我々もしっかりしろと言いたくなってくる。
旅の最中に元妻の衝撃的な出来事を知り打ちひしがれ、新しい恋にも踏み込めない、サイドウェイズ男のマイルスが旅の最後にたどり着くのはどこなのか？
（観てから読んでね→）
それにしても、マイルスとマヤとの関係性については即物的な描写が避けられていて、マイルスの友達のジャックとステファニーとの即物的な関係の描かれ方とは対照的です。
最後に、マヤのドアをノックするマイルスなんだけど、マヤとの関係がうまくいくことを予感してもいいんですよね。
（←ここまで）
ちなみに、レイティングは、"Ｒ−１５"なんですけど、この理由は、暴力でも、女性でもなく、男なので、へんな期待をしないように。
シネマ・クレール石関にて
−２００４アメリカ／１３０分（Ｒ-１５）−
シアターＦ．通信
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