ザ・ウォーカー << 2010レビュー >> インセプション
| ストーリー | キャスト | 感動感銘度 | 衝撃度 | 印象度 | 総合 |
| − | − | − | − | − | − |
※各項目は5点満点、総合は100点満点
すごい、この映画は！
観ている最中から、この作品を観ることができる事に幸せを感じる映画というのは、そうそうあるものじゃなりません。
２からのブランクをまったく感じさせないどころか、これだけ質の高い作品を作ってくるピクサーの実力に敬服しました。
２からの長い月日は、この３のためには、必然だったんですね。
映画の冒頭で、自分が過ごしてきた２から３までの月日を重ね合わせてしまい、もうすでに３Dメガネの中は、涙の洪水です。
でも、そんな各個人のノスタルジー頼みの、そんなやわな映画では当然ありません。まあ、この作品ではそんなのは軽いジャブみたいなものです。
これだけの作品だから、これまでのキャラクターを動かしているだけで、それなりのストリーは作れると思うけど、そんな製作姿勢ではないところが本当にすばらしい。クリエイティブという言葉を具現化すると、この「トイ・ストーリー３」になるんじゃないかというくらいすばらしいストーリーが展開します。
バズもすばらしい演技です。芸達者ですね。アカデミー賞では、長編アニメーション部門だけでなく、助演男優賞にバズもノミネートしてあげてほしいと思います。
終わりに近づいてしまうのが惜しくて、観終わったあと、いとおしさを感じます。
アンディーが大学生となるくらい大きくなってるんだもんなあ。そりゃ、自分も年を重ねるわ・・・。
常に自分はいらなくなる物（者）ではないのかという不安を抱えて生きざるを得ない現代の物語でもあります。
TOHOシネマズ岡南スクリーン６にて
−２０１０アメリカ／１０３分−
シアターＦ．通信