「それはそうと、よく考えたら映画館の場所なんて全く分からないよ」という方、会社の帰りに映画を見ようと思ったら、あまり時間的な余裕はありませんから、映画館の場所は事前にキチンと把握しておきましょう。

以下、大阪・梅田地区の映画館の概要をご紹介しましょう。（大阪以外の方は、とばしてお読みください）


大阪駅を中心とした梅田の地図です。映画館のある場所を、大雑把に把握してください。

まずは、阪急百貨店東のＨＥＰには、ナビオＴＯＨＯプレックス。
今まではナビオの８階には、梅田が誇る東宝系ロードショー館のビッグ３「北野劇場」、「梅田スカラ座」、「梅田劇場」があったのだが、７階のナビオシネとあわせて、７スクリーンのシネコンとして１１月に改装オープン。馴染みのスカラ座の名前などが消える事に対するファンからは賛否両論。しかし、梅田のメジャー館として君臨していたにしては、やや座席などが古めかしくなっていたのは事実。松竹系の作品も公開されるようになりました。

ナビオとファイブの間の道を行くと、ニューＯＳビルには「ＯＳ劇場」と「ＯＳ劇場Ｃ・Ａ・Ｐ」の２館。
小作品をやや地味に上映しています。フランス系の映画を丹念に上映しています。ともかくこの辺は、阪急東宝グループの牙城です。

ちょっと北に行って、茶屋町地区には、阪急茶屋町口を出てすぐに、「三番街シネマ」があります。ここも阪急東宝グループです。１・２・３と３スクリーン揃っています。ここも２００２年に改装ずみ。座席は新しくなりました。

梅田ロフトの地下には、単館系の「テアトル梅田１・２」で２スクリーン。なかなかユニークな作品の上映があり、チェックしておきたいところです。最前席とスクリーンが至近距離なので、混雑して最前席だと本当に見上げて映画を見るはめになります。

阪急百貨店のほうに戻ってきて、地下街のホワイティ梅田を東に向かい、泉の広場を上がるとそこが松竹系の「梅田ピカデリー」。松竹会館の中に４スクリーン入ってます。梅田地区の映画館のなかでは、やや設備的に見劣りするかも。劇場内の階段が変則的な部分があるので、暗闇ではご注意を。

そして、梅田では一番新しい映画館の「ブルク７」。郊外方のシネコンを梅田の中心地に持ってきた戦略で、梅田シネコン戦争の発端を作りました。阪神百貨店の南に新築されたイーマビルの７階から上が映画館となっています。エレベーターのなかなか来なかったり、７階のエントランスからその上の各シアターへ行くエスカレーターで時間がかかったりするので、時間に余裕を持って行くことをお勧めします。

最後に、ちょっと離れて新梅田シティのスカイビル４Ｆには、ヘラルド系の「ガーデンシネマ１・２」。単館作品を上映しています。
３Ｆには、日活系の「シネ・リーブル梅田１・２」。ここも単館系です。
どちらの映画館もスカイビルの東側のタワーですので、お間違えないように。ヨドバシカメラの裏手に、地下道があるので、そこを通っていくのがノーマルな行き方です。

いざというときのために、会社帰りに映画館の位置を確認しておくというのも一興です。