映画を観るのに金に糸目はつけないという人は別として、出来るだけ安く映画を観ようと思うのが人情というもの。たとえ、それが２００円や３００円であっても。
いろいろと方策はあるでしょうが、メジャー系の作品の場合は金券ショップで株主優待券などを買うのが手っ取り早いです。
金券ショップって、利用している人は良く利用してるようですが、利用したことがない人はまったく足を踏み入れたことがないみたいですね。「ちょっと近寄りがたい」とか「なんとなくうさんくさい」とか。
でも、便利ですよ。こういうところのチケットは時価みたいなものだから、けっこうな掘り出し物があるし。さらに店によってかなり価格に差があるので、底値を探して歩くのもおつなものです。
で、金券ショップに行ってみましょう。
どこにあるのか・・・。ほら、あなたの通勤途上にも、よく見るとあるでしょ？ 新幹線や飛行機のチケットの価格を掲げたりしている店が。梅田あたりだと駅前ビルの地下２階や地下１階にありますから、ぶらぶらと歩いてみるのも一興かと思います。
金券ショップでは、前売り券も売ってるし、株主優待券のたぐいも売っています。
前売り券は、劇場窓口で買うと１３００円が大勢ですが、それ以下で売られているケースもあります。需要と供給の関係なのでしょうが、日本映画のロードショー作品なんかは安く売られていますね。１０００円くらいとか。今だと「阿弥陀堂だより」なんかは、安いですね。１０００円くらいでしょうか。前売り券を買うなら、金券ショップで入手しましょう。
いつだったか、東京の金券ショップで、「ミスタールーキー」１００円！ていうのを見つけたこともあります。
株主優待券のたぐいは、気をつけないといけません。
使える劇場や曜日が限られていることがあるからです。また使える月が決まっていたりとかもします。
観たい映画名・劇場・いつ見るかをはっきりと述べ、トラブルを防止しましょう。
梅田あたりのチケット屋で出回っている優待券の主なものを見ていきましょう。
「松竹レジャー共通券」
これは額面が１６００円になっているが、購入価格は１５５０円。
梅田では、ピカデリーはもちろんブルクでも使える。汎用性が高い分、
価格はやや高め。
有効期間には注意。
「松竹映画館特別ご招待券」使えるのは１ヶ月なので、要注意。
また、ピカデリーでしか使えない（ブルクは不可）、土日や祝日は使えない等の制約が多い。しかし上記の券より安く出回っているのはメリット。これは１３００円で購入。
土日使用可の券もあるが、当然高い。会社帰り的にはこれで充分なのだが。
９月のとある平日、会社帰りに「インソムニア」を観ようと思い、とりあえず会社のそばの金券ショップで「松竹レジャー共通券」を１５５０円でゲット。
高めだがしかたない、と歩いていると「松竹映画館特別ご招待券」１３００円を売っている店を見つける。「インソムニア」は、ピカデリーとブルクとで上映してたので、「ご招待券」を購入し、ピカデリーにて鑑賞することにする。
「レジャー共通券」はキープしておいて、後日ブルクで使えばよろしい。使用期間も長いし。
「東映株主優待券」
梅田の東映会館なき後、ブルクでの東映作品にのみ使うことができます。
でもブルクでは、東映作品は邦画しかないため、必然的にこの券は非常に安く手に入るはずです。
邦画なら金券ショップが断然お得。
「ＯＳ株主優待券」オーエスの券です。
梅田では、ＯＳ劇場とＯＳ劇場Ｃ・Ａ・Ｐで使えます。それとＨＥＰナビオの梅田劇場。
このへんが、ナビオがシネプレックスを名乗っていても、いまいち分かりづらいところなんだよね。東宝の券でもスカラ座で使えなかったり。中途半端にシネコンに色気を見せているところがちょっとねえ・・・。