あのー、予告編を見た限りだと、心理サスペンスの様相を呈していたのですが、実は（→）超常現象モノ（←）だったんですね。
気付かずに観に行ってしまたった私が悪いんですが、なんか見事にだまされたというか、はめられたという感じです。
息子の死から立ち直れないでいる母親。日々、息子の写真、ビデオ、遺品などにすがって生きていく毎日なのだ。
ところが・・・。ジュリアン・ムーアが演じるこの母親の周囲から、息子がいたという痕跡が次々と消えていく。写真が消え、ビデオテープの内容が消え、そして夫でさえ、息子なんかいなかったと言う。記憶の錯乱があり、存在しない息子を記憶してしまったのだと周囲の人は言うのだ。
確かに息子がいたという記憶があるのに、ヘンなのは自分なのか、それとも周囲なのか。
・・・という内容だと、なんか期待してしまいますよね。
（観てから読んでね→）
でも、この話の展開までは読めなかった。異星人なのか、なんなのか分からないけど、"彼ら"が引き起こしていたなんて・・・。こういう話だったら、「宇宙戦争」みたいに、タイトルでちゃんと分かるようにしておいて下さい。
（←ここまで）
「『シックス・センス』以来、最も衝撃的なスリラー」っていう評もあるみたいですが、確かにある意味、"衝撃的"でしたよ。
岡山メルパ４にて
−２００４米／９２分−
シアターＦ．通信