「猟奇的な彼女」や「僕の彼女を紹介します」でちょっと蓮っ葉なんだけど正義感の強い役どころで強い印象を残したチョン・ジヒョンが、今回は女性らしさを出した絵描きという意外な役を演じます。
二人の対照的な男性からの思いに揺れるんです。
男優陣は、"消しゴム"のチョン・ウソン。監督には「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウを配した異色の映画です。音楽は梅林茂だから、多国籍ですね。おまけにロケ地はオランダであるし。
なかなかに見所が満載のようで、どのような映画か予想がつかないところがありますが、デイジー＝ひなぎくに込められた思いを軸に、対立する二人の男たちが交錯するさまを情感豊かに描いています。
チョン・ジヒョンは、"自分をいつも見守ってくれるデイジーの花の人、あなたはいったい誰？"という心理状態なんですが、そんなときにデイジーの花を持った男性が目の前に現れます。
心惹かれる彼女なんですが、その男性は・・・。
ということで、いつもと違う彼女を見てください。
岡山メルパ４にて
−２００６韓／１２５分−
シアターＦ．通信