テニスの王子様 << 2006レビュー >> ダ・ヴィンチ・コード(字幕版)
幸せそうな生活を送っている家族を襲った悲劇の物語なんでしょうかねえ。
ある事件をきっかけにして、暴かれる旦那の過去。
一体あなたは結婚前はどんな人生を歩んできたの。ねえ、教えて。お願い。一体あなたは誰？ 何者なの？ねえ。ねえってば。正直に言って。っていう感じに奥さんは陥ってしまうわけです。
幼馴染でもないかぎり、結婚する前の相手の人生なんて、分かりませんよね。そんな相手の過去に対して、どのように対峙するかという、とてつもない命題が示されます。
「ロード・オブ・ザリング」でアラゴルン役だったビゴ・モーテンセンが恐るべき過去を持つ、優しさと狂気とを併せ持った複雑な人間を演じています。
そして、旦那の過去を暴くべくやってくる男は、エド・ハリスなんですが、彼が登場すると一気に怪しさが増しますね。
前半は、普通の市民のようなこの旦那は一体どのような過去を持っているのかということで興味を繋ぎます。
でも、自分の店が襲われるという状況に遭遇しなければ、過去は封印しておけたままだったのにね。まあ、底抜けの悪意を持った人間というのは、いるものなんですね。
人生、一寸先は闇です。
そして、この重大な危機に直面した家族がどうなるのかということになっていくわけです。
なかなかに、ピリッとした映画です
シネマ・クレール丸の内２にて
−２００５米／９６分（R-15）−
シアターＦ．通信
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