パビリオン山椒魚 << 2006レビュー >> 007 カジノ・ロワイヤル
「シムソンズ」で多くの観客の心をわしづかみにし、「夜のピクニック」でも強い印象を残した加藤ローサ初主演の映画です。「シムソンズ」は主役ではなかったんですね。（と思っていたら、クランクイン時点を基準とすると、「いちばんきれいな水」が初主演ということなんですね）
11年間も眠りについている加藤ローサ演じる女の子とその妹との、とある夏の数日間を描いています。
加藤ローサについては、その整った顔立ちが印象的なんですが、それ以上でも以下でもありません。
この加藤ローサの役が、11年間眠り続けていることによって、眠りについた時の８歳という年齢のままに、目覚めてしまったというところがポイントです。
彼女の妹は、中学受験を控えて、夏休みなのに塾通い。このしっかりとした妹と、精神年齢８歳の一応は姉の二人が過ごす夏の日々がまぶしくて、姉妹がいる女性は心に沁みるものがあるのかもしれません。
きれいなローサときれいな水とで、きれいなきれいな映画ですが、姉妹ものに今新たな名作が誕生・・・というわけにはいかなかったようです。
シネマ・クレール丸の内２にて
−２００６日活／９０分−
シアターＦ．通信
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