力道山 << 2006レビュー >> ブロークバック・マウンテン
ジャッキー・チェンの映画なんて久しぶりです。
現代と、2200年前の中国とを行き来する物語は、壮大な印象を与えはするのですが・・・。
ジャッキー・チェンは、過去の世界では将軍であり他国から来た姫を守り、そして現代では反重力の秘密に迫る冒険を繰り広げています。
過去では軍同士の重厚なる戦い、現代ではカンフーでのコミカルなアクションということで、交互に描かれる二つの世界。
でも、どうしても、チェン・カイコーの「PROMISE」を思い出します。そうすると、「PROMISE」の壮大なる荒唐無稽さのほうに軍配をあげてしまいます。
女優の好み的にも、キム・ヒソンよりも、セシリア・チャンの方が良かったし。
(観てから読んでね→)
この交互に展開するという話の進め方はどうなんでしょう。どうも集中できないし、効果をあげているとは思えないんですが・・・。
最後に二つの世界が交錯するので、二つの世界を描かないとどうしょうもないんで、そんなこと言ってもしょうがないんですけど。
それから、なんかジャッキー・チェンの顔が、今スクリーンで観るとどうしても"古さ"を感じてしまう。コミカルなアクションもかつては楽しめたけど、今観るとなんかうきうきとして感じを受けなくなってます。
ジャッキー映画が変わったのではなくて、自分が変わったからですね、たぶん。
現代にいたるまで、将軍を待ち続けた姫の心情について、もう少し掘り下げていれば良かったのかも。
(←ここまで)
MOVIX倉敷スクリーン9にて
−2005香港・中国/120分−
シアターF.通信
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