舞妓Haaaan!!! << 2007レビュー >> 吉祥天女
ケイト・ブランシェットって、美人なのかなあと彼女を観るたびに思ってしまいます。
美人というカテゴリーには入るんだろうけど、それぞれのパーツのバランスが良くないような、それぞれが主張しすぎているというか、そんな印象を持ってしまいます。
でも、この映画での、生徒とのセックススキャンダルを抱えてしまう女教師という役は、彼女のどことなく危なげな感じとうまいことマッチしているように感じます。
夫と子供がありながら、どうも家庭では埋められないものがあって、魅力的な男子生徒に惹かれてしまうという役が。
現在の夫との関係も、教師−生徒だったそうで、二人の年の差から考えて、ケイト・ブランシェットとの恋愛の時は、妻子持ちだったんじゃないでしょうかね。そういうスキャンダルな関係でないと満たされないという因果な女性なんでしょう。
だけど、これだけであれば、家庭がある人妻教師が生徒との恋愛というスキャンダルを扱っただけの映画というようになるんでしょうが、ここに、ジュディ・ディンチというベテラン女教師を配したのがこの作品の特徴です。
ケイトが赴任してきたときから、彼女に興味を持っているジュディ・ディンチ。なんでそんなに興味を持っているのかというのが、ミソなんですが、ケイト・ブランシェットに関する、記述をノートに書き綴っていくんです。だから、"覚書"なんです。
この二人の攻守をめまぐるしく変える演技合戦が見所です。
シネマ・クレール丸の内１にて
−２００６米／９２分（R-15）−
シアターＦ．通信
舞妓Haaaan!!! << 2007レビュー >> 吉祥天女