闇の子供たち << 2008レビュー >> ハッピーフライト
| ストーリー | キャスト | 感動感銘度 | 衝撃度 | 印象度 | 総合 |
| ３．０ | ３．０ | ３．０ | ４．０ | ３．５ | ６６ |
※各項目は5点満点、総合は100点満点
あわや日本未公開の危機を乗り越えた話題の映画「ホット・ファズ」。ようやく岡山でも公開です。でも、タイミング的には、なんか気の抜けたサイダーみたいです。
ロンドンの超優秀な警察官が、その優秀さゆえに疎まれて田舎勤務になるというところから始まる物語は、痛さ満載です。こういう痛い系の映画でもあったのね。尖り系の痛さが苦手な人には、かなり刺激が強すぎます。
凶悪犯罪多発の都会とは違って、雰囲気はゆるい田舎だし、人々は善良そうだし、でも些細な法律違反は多々あるという状況に正義のスーパーファズの調子は狂いっぱなし。
だけど、治安が良いはずのこの田舎町に、なぜか殺人鬼が登場してから、エグイ描写が強調され、誰がいったい何故といった赴きになっていきます。
（観てから読んで→）
さすが、アガサ・クリスティーの国ですね。真相は、彼女の代表作的な事件と同じようなものだったんですね。
ここからが、この映画の本領発揮の部分でしょう。善良と思われた人々の狂気が炸裂します。市井の人々が、いきなり襲い掛かってくるという恐怖！ でも、かなり、予告編で流されてしまっているので、意外感がなくなってしまっているのは悔しいというか、残念というか、それはないだろうという感じです。予告編は終盤の映像を流すのやめなさいって。
（←ここまで）
そんなにのれなかったけど、観ることができてよかったとは思います。
シネマ・クレール丸の内１にて
−２００７英／１２０分（R-15）−
シアターＦ．通信