ダークナイト << 2008レビュー >> スカイ・クロラ The Sky Crawlers
| ストーリー | キャスト | 感動感銘度 | 衝撃度 | 印象度 | 総合 |
| ２．５ | ４．０ | ２．５ | ４．０ | ４．０ | ６８ |
※各項目は5点満点、総合は100点満点
なんだか映画も夏バテぎみなんで、ちょっと刺激の強いやつをいっておくかあ〜！という感じなんですけど。
いじめというにはあまりにも悲惨な状況で死に追いやられた弟の仇を討つために、片腕がなくなってもマシンガンを装着して、復讐の鬼と化す少女・アミ。
この、セーラー服とマシンガンという取り合わせは、かつて「セーラー服と機関銃」という映画があったけど、片腕にマシンガンを装着するというアイデア、歯止めの効かない凄惨な復讐、さらには八代みなせという得がたい女優によって、すごい映画に仕上がっています。
まあ、どちらもやくざがらみの映画ではあるけど。
"人を殺してはいけないと思ってきたけれど復讐のためならばしかたがない"というアミの行動原理についていけるかが大きな課題ではあるけれど、アミを演じた八代みなせがめったやたらとかっこいい。肝が据わっています。
やりすぎだけど、やっちまいなあという感じ。
こういう映画は、自分のなかの良識と映画の内容との相克に悩んだりするけれど（そんなに大げさなもんじゃないか・・・）、この映画は最初に楽しみ方のレクチャーが付いてて、そういう人々の背中を押してくれます。拍手の練習なんかがあったりするし、ちょっと苦笑い。
製作はアメリカで、日本へは輸入ということだけど、これの内容では日本での公開が危ぶまれたのもいたしかたないかな。
シネマ・クレール丸の内１にて
−２００８米／９６分−
シアターＦ．通信