片腕マシンガール << 2008レビュー >> 20世紀少年
| ストーリー | キャスト | 感動感銘度 | 衝撃度 | 印象度 | 総合 |
| ２．５ | ３．０ | ２．５ | ３．０ | ３．０ | ５６ |
※各項目は5点満点、総合は100点満点
この映画のいい観客ではなかったと思います。
だって、事前情報があまりにも多くて、"永遠に死ぬことのない思春期の姿のままの者たちが、ショーとしての戦争の中で戦う"ということは、頭の中にインプットされてしまっているのに、映画の中では、どういう戦争が起きているのか、そこを戦っているのがなぜに少年少女たちなのか、というようなことがなかなか開示されなくて、まどろっこしさを感じてしまった。
分かりにくい状況設定なので、それくらいの事前情報はいるだろうという製作側の判断なのかもしれないけれど、こっちはあまり熱心に情報収集をしたわけでもないのに、<キルドレ>なんていう言葉さえ知ってしまってるんだから。
これなら、最初にナレーションなりで、そういうことを説明してもらったほうがよかった。
飛行機乗りの話なので、実写とも違う空中戦の精密な描写はすばらしく感じます。
「イノセンス」のような、あふれ出る色彩と音楽の洪水のような作品とは違うんですね。かなり抑えたトーンに仕上がってます。
ＭＯＶＩＸ倉敷シアター１にて
−２００８ワーナー／１２１分−
シアターＦ．通信