ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破 << 2009レビュー >> HACHI 約束の犬
| ストーリー | キャスト | 感動感銘度 | 衝撃度 | 印象度 | 総合 |
| ３．５ | ３．５ | ３．５ | ３．５ | ４．０ | ７２ |
※各項目は5点満点、総合は100点満点
最初は、なんだかしょぼくれた感じの中年オヤジだったのに、実はこの男がすごいんです。妻と別れ、実の娘はこの母親の再婚相手の裕福な生活になじんでしまっていて、誕生日プレゼントも勝ち目なし。
そんな男が、娘を誘拐した犯罪組織に一人立ち向かい、あらゆる手段を講じて犯人達に近づいていく、その行動がアグレッシブですさまじい。行動原理がストレートなわけです。
この父親の暴発ぶりが見ものですが、若い娘らを誘拐して、物のように売りさばくというこの犯罪組織の人でなしぶりに戦慄します。
こんな奴らは、もう"やっちまいな！"っていう感じです。
可愛い子には旅をさせろとはいうけれど、この世界の現実を見るとそんなのんきなことは言ってられない気がします。それにしても、旅先の開放感もあるだろうけれど、あまりにもこの娘達は無防備すぎです。
旅先での警戒は怠るべからずという、そういう教訓の物語でもあります。だれもが、誘拐されたキムのように、特殊能力に長けた父親を持っているわけではないんですから。
TOHOシネマズ岡南スクリーン５にて
−２００８仏／９３分（PG-12）−
シアターＦ．通信
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