山形スクリーム << 2009レビュー >> ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破
| ストーリー | キャスト | 感動感銘度 | 衝撃度 | 印象度 | 総合 |
| ２．５ | ３．５ | ３．０ | ４．０ | ４．０ | ６８ |
※各項目は5点満点、総合は100点満点
ワイヤーアクションなし、スタントなしという、タイの本気度１００％のムエタイ系格闘ムービーが、今度は、女の子を主役にしての登場です。
日本のヤクザである父と、タイのマフィアである母との禁断の恋の末に生まれた少女が、母親の病気を直す資金を得るために、母の金貸し相手に戦いを挑むという内容です。
映画の序盤は、阿部寛（意外なキャスティングですね）演じる日本のヤクザと、タイのマフィアの女との恋物語から始まって、二人の間にできた少女ゼンの幼い頃のことを割と丁寧に描いています。肝心のアクションはいつ始まるんだと、ちょっと思ってしまいますが、いざ、話が動き出すと、そこで展開されるアクションは圧倒的です。
長いスカートをはいている姿から、なんだか「はちみつとクローバー」のはぐみがいきなりアクションをするかのような意外性を感じます。
段々とゼンの戦いは激しさを増していきます。痙攣したような気色の悪い動きをする奴だとか、敵のキャラクターも秀逸です。
ゼンの母親に横恋慕しているボスなんかも、かなりいやらしい奴です。
（観てから読んで→）
日本刀での大人数との立ち回り、さらに高架と雑居ビルとの間で繰り広げられるアクションなんて、すごいすごい。３階や４階部分から当たり前のように転落していったりして、この人たち本当に大丈夫なの？って心配になってしまいます。
エンディングでは、撮影の状況の一端が見れるようになっているけれど、本当に傷や怪我が絶えない現場だったようですね。本当はもっと悲惨な状況が頻発して、重傷者なんかが出ているんじゃないのかと思ってしまいます。
（←ここまで）
シネマ・クレール丸の内２にて
−２００８タイ／９３分（PG-12）−
シアターＦ．通信
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