愛のむきだし << 2010レビュー >> ハート・ロッカー
| ストーリー | キャスト | 感動感銘度 | 衝撃度 | 印象度 | 総合 |
| ３．５ | ３．５ | ３．５ | ３．５ | ３．５ | ７０ |
※各項目は5点満点、総合は100点満点
最近は、TOHOシネマズ岡南にばかり行っているので、MOVIX倉敷でやっているこの映画を危うく見逃すところでした。ある日の朝、ラジオでいきものがかりの「時をかける少女」を聞いて、そういえばと思って調べたら、倉敷でやってたんですね。うかつでした。
それにしても、「時をかける少女」、またしても再映画化です。2006年のアニメ版が評価が高かったですが、今回は実写です。でも、アニメ版で主人公の声を演じた仲里依紗が主演という手の込みようです。
アニメ版では、芳山くんの姪が主人公でしたが、今回は芳山くんの娘が主人公です。芳山くんを出しておいて、その関係性ということで勝負するということで、アニメ版を十分意識した作りとなってます。
最初から、いきものがかりの「時をかける少女」が流れて、"時かけ"全開です。いきものがかりの彼女の歌声は、自然とノスタルジーがのっていて、すばらしいですね。
芳山の娘のあかりは、母親の望みをかなえるために、深町を探しに過去（昭和）にタイムスリップするという内容です。でも、けっこうあかりはおっちょこちょいな性格なんですね、母親から聞いた年代を間違えてしまうんです。それじゃ深町とは会えない、どうするあかり？！という状況が昭和ノスタルジーの中で展開します。
個人的には、なんだか昭和感が過剰なような気がして、昭和で育った人間でも、昭和ってそんなに昭和昭和していたか？？とやたらと気になります。
それから芳山くんに娘がいてもいいんだけど、オリジナルの性格設定からすると、そんなに簡単に結婚してないと思うのだけど。まあ、これは個人な見解ですがね。
ここまで、時かけをリメイクされると、「転校生」をリメイクして新しい物語に生まれ変わらせた大林宣彦本人に、「時をかける少女」もリメイクして欲しくなります。
ＭＯＶＩＸ倉敷シアター７にて
−２０１０スタイルジャム／１２２分−
シアターＦ．通信